裏側矯正中は滑舌が悪くなる?発音への影響や慣れるまでの期間について

      2024/09/20

代々木駅前の矯正歯科、代々木クリスタル歯科医院

こんにちは、代々木駅前の歯医者、代々木クリスタル歯科医院です。

「矯正装置が見えないのはいいけど、滑舌が悪くなるのは嫌」
「裏側矯正を始めたけど、しゃべりづらくて生活に支障が出ている」

裏側矯正を考えている方や治療開始直後の方の中には、そのようなお悩みを抱えている方もいるかもしれません。
そこでこの記事では、裏側矯正中の滑舌への影響や装置に慣れるまでの期間、滑舌に影響を出さないためのポイントなどを解説します。

 

裏側矯正とは

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裏側矯正とは、歯の裏側に矯正装置を取り付けて行う矯正方法のことです。
表側ではなく、舌に近い位置に矯正装置を装着することから、舌側矯正と呼ばれることもあります。

裏側矯正のメリットは、なんといっても矯正装置が見えづらいことです。
口の中を覗き込むような角度でない限りは装置が見えることはないため、矯正治療中であっても見た目を気にせずに日常生活を送ることができます。
また、同じように見た目が気になりづらいマウスピース矯正と比べると、短期間で治療を終えられる可能性が高い点もメリットといえます。

デメリットとしては、装置をつくるために時間がかかること、食事や滑舌に影響が出る可能性があることなどが挙げられます。
裏側矯正装置は、表側矯正装置よりも作成に時間がかかるため、トータルで見ると治療期間が長くなる場合があるのです。

 

裏側矯正で滑舌に影響が出る理由

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歯の裏側に矯正装置がついているために舌の動きが制限され、滑舌が悪くなる可能性があるということは、裏側矯正の経験がない方でも想像しやすいかと思います。
また、歯の裏側や歯と歯ぐきの境目に舌を接触させづらくなることも、滑舌が悪くなる要因です。

具体的には、サ行、ザ行、タ行、ダ行、ナ行、ラ行などが、歯の裏側や歯と歯ぐきの境目に舌先を当てて発音する音のため、これらの発音が難しくなる可能性があります。
そのほかの要因として、口の中に矯正装置が装着されているために音の響き方が変わる可能性があることも、音の聞こえ方や発声のしやすさに影響を与えます。

 

裏側矯正に慣れるまでの期間

裏側矯正装置を付けることで多くの方が発音のしにくさを感じますが、矯正期間の始まりから終わりまでずっと発音がしにくくなるということはあまりありません。
基本的には、装置を装着してから1、2週間ほどたてば、装置があることに慣れてきます。
1カ月もたてば、装置への違和感は基本的になくなり、滑舌や発音に困ることもなくなるでしょう。
中には、装着当初から問題なく発音できる方もいます。

 

そのほかの矯正装置を選んだ場合の滑舌への影響

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矯正装置の滑舌への影響は、裏側矯正装置以外でも生じる可能性があります。
まず表側矯正では、矯正装置が舌にあたることはないため、発音に舌を必要とする音は問題なく発声することができます。
しかし、口を動かすことで唇や頬の裏側に装置があたることがあり、その際の違和感で発音のしづらさを感じる場合があります。

またマウスピース矯正では、歯全体をマウスピースが覆っていることの違和感や圧迫感により、発音のしにくさや滑舌の悪化を感じることがあります。
ただし、マウスピースは0.5mmほどの薄さのため、舌先に何かがあたるような異物感を覚えることはほとんどありません。
また、表側矯正もマウスピース矯正も、裏側矯正と同様に治療開始から数日ほどたてば慣れる場合がほとんどです。

 

矯正治療中の滑舌悪化への対処法

矯正を開始して滑舌が悪くなったと感じる場合は、慣れるまで少し様子を見るか、滑舌悪化を防ぐための発声方法を試してみましょう。
ただし、マウスピース矯正の場合には、装着方法やサイズなどに問題がある場合もあります。
例えば、マウスピースと歯との間に必要以上にすき間が開いていたり、マウスピースの変形や破損が起こっていたりする場合です。
これらは、装着方法を間違っていたり、装着する順番が異なっていたりすると起こる可能性があります。
そのまま使い続けると治療が計画通りに進まない可能性もありますので、違和感がある場合には歯科医師に相談しましょう。

 

滑舌悪化を防ぐしゃべり方のポイント

舌や口周りの筋肉を鍛えるトレーニングをする

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矯正装置による違和感があるからといって、舌や口周りを動かさないでいると、装置に慣れるまでに時間がかかってしまいます。
大きな声で「あ」「い」「う」「べ」と発声するトレーニングや、舌を天井に向かって突き出すトレーニングをすることで、装置がある状態で発音することに慣れ、口周りの筋力も鍛えましょう。
大早口言葉を練習してみたり、文章を音読してみたりするのもおすすめです。

また、最初は発音がしにくく不安になってしまうかもしれませんが、徐々に慣れていきますので焦る必要はありません。
大どうしても滑舌の悪さが気になる場合には、まずは母音である「あ」「い」「う」「え」「お」を明瞭に発声できるように練習し、その後サ行やタ行などの発音しにくい音を練習すると、苦手な音もスムーズに発声しやすくなります。

 

できるだけゆっくりしゃべるようにする

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装置に慣れるまでは、いつもよりもゆっくりとしゃべるようにしましょう。
そうすることで、発声する際の舌の位置などを意識しやすくなりますし、一音一音を丁寧に出せるようになります。
大 前述した早口言葉による練習をする際にも、始めから早くしゃべろうとするのではなく、まずはゆっくりと声に出してみるのがおすすめです。

 

矯正用ワックスを使う

矯正用ワックスとは、矯正装置が口の中の粘膜にあたって痛みが出る場合などにつける保護材のことです。
主に、表側のワイヤー矯正中に用います。
このワックスを使うと唇や舌への摩擦やしゃべりづらさを緩和することができ、口内炎の予防にもつながります。
「装置があたって痛い」「しゃべりづらさが我慢できない」という場合には試してみましょう。
ただし、ワックスを付けた状態で食事をすると、外れたワックスを誤って飲み込んでしまう恐れがあるため、食事の前にはワックスは外すようにしてください。

 

まとめ

矯正中のしゃべりづらさや違和感は、1、2週間ほどたてば改善されることがほとんどです。
それ以上たっているのにしゃべりづらい、違和感があるという場合には、装置の装着方法や舌の使い方などに間違いがある可能性もありますので、歯科医師に相談しましょう。

また、治療開始後の数日間は装置がついていることに違和感を覚える可能性が高いため、人前での発表などがある場合には予定を調整してから矯正治療を開始するといいでしょう。



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