矯正中の虫歯予防
矯正治療中は、なんらかの矯正器具を使用している分、どうしても歯ブラシが行き届きにくい部分が出てしまいむし歯になりやすくなってしまいます。
そのため、矯正治療中の患者さんに対しては、一般的な予防処置よりもさらに念入りで専門的な予防ケアが必要となってきます。
「せっかく歯並びはキレイになったけれどむし歯だらけになってしまった…」という事がないよう、当院では担当の歯科衛生士ががしっかりとサポートさせていただいております。
一般歯科併用だからできる予防ケア
矯正治療専門の歯科医院の中には、虫歯等の一般的な歯科治療をおこなわないところもありますが、当院では一般歯科治療も含めた総合的な治療を行っております
むし歯リスクを知り尽くした歯科医師・歯科衛生士が集結しているからこそ、よりレベルの高い予防ケアが可能となりました。
また、万が一むし歯になってしまった場合においても、早期に発見し、早期に治療することが可能です。
ただ単に歯をキレイに並べるのではなく、キレイなお口をトータル的にプロデュースしてくために、専門チームでサポートさせていただいております。
プロの手で徹底的に歯をお掃除(PMTC)
PMTCとは、プロフェッショナル・メディカル・ティース・クリーニング(ProfessionalMechanicalToothCleaning)と言って、専門家による機械的な歯面清掃のことです。
毎日隅々まで磨いているつもりでも、矯正治療中は特に、どうしても歯ブラシの届きにくい所や汚れの溜まりやすいところが出来てしまいます。
そのような部分からむし歯や歯周病が進行してしまうのを防ぐために、特別な訓練を受けた専門の歯科衛生士が専用の器具を使って徹底的にお掃除します。
PMTCの効果
PMTCの提唱者である、スウェーデンイエテボリ大学のアクセルソン博士の研究では、PMTCを受けたグループは、受けなかったグループに比べてむし歯の発生率が、4年間でわずか6%に抑えられたという診療結果も発表されています。
矯正治療中のケアはもちろん、むし歯や歯周病でお口の中に痛みが出る前に、お口の健康を保つために歯科医院に通う習慣をつけていただければと思っております。当院では、矯正治療中もむし歯にならないよう、ブラッシング指導や定期的なむし歯のチェックはもちろん、歯質を強化するためのフッ素塗布なども行って負います。
フッ素塗布
フッ素とはミネラルの一種であり、自然界に多く存在する成分で、歯や骨にとって欠かすことのできない必須栄養素です。
フッ素には、歯の再石灰化を促進したり、歯質を強化したり、むし歯の原因となるさ酸の生成を抑制したりする効果があります。
歯質が弱くてむし歯になりやすい乳歯や生えたての永久歯を強くし、むし歯になりにくい環境をつくることが期待できます。