前歯だけをワイヤー矯正することはできる?部分矯正の症例や治療の流れを解説

      2025/07/20

代々木駅前の矯正歯科、代々木クリスタル歯科医院で前歯だけの部分矯正の症例や治療の流れについての解説

こんにちは、代々木駅前の矯正歯科、代々木クリスタル歯科医院です。

前歯は、口を開けた際によく見える位置にあるため、口元はもちろん、顔全体の印象にも大きく影響を与えます。
そのため前歯の歯並びや色味、形が気になるという場合、歯科治療を検討する方も多いのではないでしょうか。
また、前歯の歯並びが気になる場合には、歯並び全体を矯正するのには時間も費用もかかるため、前歯だけを矯正治療によってきれいにしたいと思う方も多いのではないでしょうか。

部分矯正は、そのようなお悩みがある場合に費用と時間を抑えつつ前歯の歯並びを改善できる方法です。
今回は、前歯だけをワイヤー矯正することができる症例や、治療の流れ、メリットとデメリットについて解説します。

 

前歯のワイヤー矯正が可能な症例

軽度の叢生
叢生とは、歯がガタガタしている状態のことです。八重歯や乱杭歯(らんぐいば)と呼ばれることもあります。
前歯が数本のみ前後にずれていたり、軽く重なり合ったりしているような軽度の叢生の場合、前歯のみの部分矯正が可能です。

軽度の上顎前突
出っ歯は前歯が正常な位置より前に突出している状態です。
前歯が4mm以上出ている場合、出っ歯の可能性があり、奥歯で普通に食事ができるような軽度の出っ歯であれば、部分矯正で矯正できます。

軽度のすきっ歯
すきっ歯は空隙歯列と呼ばれ、歯と歯の間に隙間がある状態です。
隙間が小さい場合は、前歯のみの矯正で改善するケースが多いですが、隙間が大きい場合は奥歯も動かす全体矯正が必要になることがあります。

軽度の捻転歯
捻転歯は、歯がねじれて生えている状態です。
ねじれが軽度であれば、部分矯正で矯正が可能であり、歯列を整えることで、見た目はもちろん、かみ合わせも良くなり、後々の歯科トラブルを未然に防ぐことができます。

軽度の受け口
受け口とは、下の歯が上の歯よりも前にある状態です。
軽度の場合は部分矯正によって矯正できることが多い症例ですが、骨格が関与している場合には部分矯正ではなく全体矯正や外科治療が必要となります。

矯正治療後の後戻り
矯正治療によって整った歯並びが元の状態に戻ってしまうことを「後戻り」といいます。
部分矯正は、このような後戻りした歯並びに対しても使用されます。

 

前歯のみのワイヤー矯正のメリット

代々木駅前の矯正歯科、代々木クリスタル歯科医院で前歯だけの部分矯正の症例や治療の流れについての解説

前歯だけを矯正する場合、治療期間が短いことが大きなメリットです。
全体矯正は一般的に2~3年かかりますが、部分矯正は数か月から1年ほどで終了することもあります。
結婚式や就職活動など、大切なイベントに間に合わせたい場合にも向いています。
また、矯正範囲が前歯のみのため、費用も全体矯正に比べて抑えられます。治療時間が短いため、通院費用も少なくて済みます。
さらに、矯正装置が前歯にだけついているので、違和感や痛みが少ないことも利点です。

 

前歯のみのワイヤー矯正のデメリット

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前歯だけの部分矯正は、すべての歯並びの乱れに対応できるわけではありません。
特に、歯を動かすスペースが足りない場合は部分矯正が難しいため、全体矯正が必要になります。
また、前歯を矯正しても奥歯のかみ合わせは改善されないため、見た目が良くなってもかみ合わせが悪いといった状態になることがあります。
さらに、部分矯正で歯のスペースを作るために、歯間を削る処置が必要になることもあります。

 

前歯のワイヤー矯正ができない症例

重度の不正咬合
歯列全体に大きな重なりや突出がある場合は、部分矯正では十分な改善が困難です。
このような場合、歯列全体を整える全体矯正が必要になります。

抜歯が必要なケース
歯を動かすためにスペースが必要だったり、重なりが大きかったりする場合には、矯正治療のために抜歯が必要となります。
このようなケースでは部分矯正ができませんので、全体矯正を検討する必要があります。

開咬(オープンバイト)
開咬は、奥歯がかみ合っているのに前歯には上下の隙間ができている状態です。
前歯だけを治療すればいいように見えますが、基本的には奥歯も含めた全体矯正が必要です。

奥歯の噛み合わせに問題があるケース
部分矯正では、奥歯のかみ合わせを整えることはできません。
奥歯のかみ合わせに問題がある場合には、全体矯正をする必要があります。

骨格に問題があるケース
骨格に起因している歯並びやかみ合わせの乱れは、部分矯正だけでは改善が困難です。
骨格的な問題を解決するためには、全体矯正や外科的矯正を行う必要があります。

 

前歯のワイヤー矯正の費用相場

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前歯の部分矯正には、大きく分けて表側矯正と裏側矯正の種類があります。
表側矯正は歯の表面に装置を付ける矯正方法で、比較的幅広い症例に対応可能であり、費用は30万円から60万円程度です。
ホワイトワイヤーや透明ブラケットを使うと目立ちにくくなりますが、その分費用が上がる場合もあります。
裏側矯正は舌側に装置をつける矯正方法であり、外側からはほとんど見えないため審美的に優れています。
費用は40万円から70万円とやや高めになります。

 

前歯のワイヤー矯正の治療期間

前歯だけをワイヤー矯正で治療する場合、治療にかかる期間は6ヶ月から1年程度が目安です。
全体矯正に比べ、範囲が限定されているため短期間で治療を完了できるケースが多いことが特徴です。

 

ワイヤー矯正以外の前歯の治療法

マウスピース矯正

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マウスピース矯正は、透明なプラスチック製のマウスピースを使って行う矯正方法です。
目立たず、取り外し可能なため、食事や歯磨きが通常通り行えます。
ただし、スケジュールに沿って新しいマウスピースに交換していく必要があり、外している時間が長いと計画通りに歯が動きません。
そのため、自己管理が大切な治療法となっています。

 

セラミック矯正

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セラミック矯正は、歯の表面を削ってセラミックのかぶせ物をつけることで歯の見た目を整える治療方法です。
見た目が自然で、短期間で治療を終えられます。
ただし、健康な歯を削る必要があり、全体的な歯列の改善には不向きです。

 

ダイレクトボンディング

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ダイレクトボンディングは、歯にペースト状の素材を盛りつけて見た目を改善する手法です。
すきっ歯など軽微な不正咬合に適しており、削る量が少ないため歯をなるべく残したい方に向いています。
矯正治療に比べて治療は短期間で終わりますが、耐久性は高くありません。

 

まとめ

代々木駅前の矯正歯科、代々木クリスタル歯科医院で前歯だけの部分矯正の症例や治療の流れについての解説

軽度の叢生や出っ歯、受け口などであれば、前歯のみの矯正治療で歯並びの改善を目指すことができます。
部分矯正が適応となるかどうかは個々の症例によりますので、まずは歯科医師の診断を受けるようにしましょう。

 



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