バッカルコリドーとは?できてしまう原因や改善方法を解説

      2025/05/20

代々木駅前の矯正歯科、代々木クリスタル歯科医院でバッカルコリドーについての解説

こんにちは、代々木駅前の矯正歯科、代々木クリスタル歯科医院です。

口元の印象は、顔全体の印象に大きく影響します。
そのため、口を開けるとできる「バッカルコリドー」と呼ばれるすき間が気になっているという方も少なくないのではないでしょうか。
バッカルコリドーは、大きいと笑顔が暗く見えたり、小さいと明るく華やかな印象を与えたりと、口元の印象を左右する要素です。
今回はバッカルコリドーができる主な原因や、どのような治療方法があるのかを解説します。

 

バッカルコリドーとは

代々木駅前の矯正歯科、代々木クリスタル歯科医院でバッカルコリドーについての解説

バッカルコリドーとは「頬の隙間」を意味し、笑ったときに口角の内側に見えるすき間を指します。
バッカルコリドーが大きいと、口角の内側に影ができてしまい、口元が暗く見えがちになります。また、幼い印象を与えることもあります。

一方、バッカルコリドーが小さいと、笑ったときに歯が全体的に見え、明るく華やかな印象を与えやすくなります。
そのため、バッカルコリドーをなくしたい、治療したいと考える方も少なくありませんが、必ずしも治療が必要なわけではありません。
当然ではありますが、バッカルコリドーが目立つ方でも魅力的な笑顔の方は大勢いますので、健康上の問題などがなければそのままにしておいても支障はありません。

 

バッカルコリドーができる原因

歯列弓の幅

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バッカルコリドーの形成に大きく影響するのが「歯列弓の幅」です。
歯並びを上から見た際の曲線を「歯列弓」と呼びますが、このU字部分の幅が狭いとバッカルコリドーが大きくなりやすいという特徴があります。
特に上顎の歯列弓の幅が狭い場合、頬と歯の間に隙間が生まれやすく、バッカルコリドーが広くなります。

歯列弓の幅が極端に狭い状態やU字型ではなくV字型になっている状態は、「狭窄歯列弓」といいます。
生まれつき上顎が狭い場合や、成長期の生活習慣や癖など、その原因はさまざまです。
狭窄歯列弓は、かみ合わせや歯並びの異常、発音障害、顎関節症など、さまざまな問題を引き起こすリスクがあります。

 

歯の傾斜

歯の傾斜も、バッカルコリドーの形成に影響を与える要因です。
歯は、頬側や舌側に傾いて生えくることや、極端な場合には回転して生えてきたり、正しい位置からずれた場所に生えてきたりすることがあります。
バッカルコリドーが特に大きくなりやすいのは、内側への傾斜がある場合であり、この場合は歯が内向きに生えているため、バッカルコリドーが目立ちやすくなります。
また、歯の転位がある場合にも全体の歯列が狭くなり、バッカルコリドーが大きく見えます。

 

口角の位置

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口角の位置は、顔の骨格や筋肉の状態によって決定されます。
口角が高い位置にあると、バッカルコリドーは狭くなりがちです。
一方、口角が低い位置に下がっていると、バッカルコリドーが広がりやすくなります。
このように、顔の筋肉の付着位置や骨格的な要因が口元の印象に大きく影響を与えることもあります。

 

バッカルコリドーのデメリット

バッカルコリドーは見た目だけでなく、健康や心理的な面にも影響を及ぼす可能性があります。
まず、バッカルコリドーが広いと、食事中に食べ物や唾液が口角に溜まりやすくなります。
この状態は溜まった汚れが長時間放置されることで口腔内の衛生状態を悪化させやすく、虫歯や歯周病のリスクを増加させる要因となります。
また、広いバッカルコリドーがコンプレックスとなることもあり、それが原因で対人関係や社会生活に支障が出る可能性もあります。

 

バッカルコリドーを放置するリスク

バッカルコリドーの広さの原因が狭窄歯列弓だった場合、その状態を放置しているといくつかのリスクが生じる可能性があります。
まず、歯が並ぶスペースが十分にない場合、歯が並びきらずに一部の歯が突出したり、かみ合わせがズレてしまったりすることがあります。
これにより、上下の歯が正しくかみ合わず、受け口や出っ歯、さらには八重歯といった不正咬合を招く恐れがあります。
さらに、かむ動作において歯列全体が均等に接触せず、特定の歯のみが過度の負荷を受けることがあります。
これもまた、不正咬合の悪化を引き起こし、口腔機能が正常に働かない原因となります。

また、狭い歯列弓は舌の自然な位置を制約し、低位舌と呼ばれる状態を招くことがあります。
低位舌は舌が上顎の正しい位置から外れ、常に下がっている状態です。
低位舌により口呼吸が誘発されることから、口腔乾燥やさらなる不正咬合を引き起こすリスクも考えられます。

 

バッカルコリドーを改善する方法

ワイヤー矯正

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ワイヤー矯正では、歯列弓の側方を拡大することでスペースを広げます。
歯列弓を広げるとともに、一部の歯を抜歯してスペースを作ることで、歯並びを整え、バッカルコリドーを目立たなくさせることが可能です。

 

マウスピース矯正

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マウスピース矯正は、透明なマウスピースを段階的に交換していきながら、歯並びを整えていく方法です。
適応症例はやや限られますが、装置を装着していることが目立たないため、日常生活で負担になりにくく、軽度のバッカルコリドーの改善に向いています。
歯並びがある程度整っている方が、軽微な調整として取り入れるケースが多い方法です。

 

セラミック矯正

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セラミック矯正では、小臼歯や大臼歯の頬側にセラミックを被せることで、歯を大きく、明るく見せるように調整することができます。
セラミックは耐久性と審美性に優れており、元々の歯並びや顔立ちに合わせて色味や形状を調整することが可能です。
しかし、既存の歯並びによってはバッカルコリドーをなくすことが困難な場合もあります。
その場合、セラミック矯正と部分的な矯正治療を併用することもあります。

 

まとめ

バッカルコリドーが気になる方は、まずは自分のバッカルコリドーの原因や、それに伴うリスクを知ることが大切です。
虫歯や歯周病、歯並びなどに大きなリスクを与えるものではないと考えられ、見た目にも大きな問題を感じていないのであれば、基本的に治療は必要ありません。
歯並びやかみ合わせに悪影響を与える可能性がある場合や、口元の見た目に強いコンプレックスを抱いているという場合には、矯正治療でそのリスクや悩みに対応できる可能性があります。

 



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