楽器演奏に歯並びやあごへの影響はある?口内環境へのリスクや対処法を解説

      2025/01/20

代々木駅前の矯正歯科、代々木クリスタル歯科医院で親知らずがある場合の矯正治療

こんにちは、代々木駅前の矯正歯科、代々木クリスタル歯科医院です。

多くの方が趣味や仕事として行っている楽器の演奏ですが、演奏することで口内やあごに負担がかかることがあります。
特に、バイオリンやクラリネット、サックスなど、口元やあごに直接影響を与える楽器を演奏する場合は、歯並びやあごの健康に対する配慮が必要です。
楽器演奏が口やあごに及ぼす具体的な影響と、その対処法や治療法について解説します。

 

顎関節症

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バイオリンやビオラといった弦楽器の演奏では、あごでしっかりと楽器の一部を支える必要があるため、あごに大きな負担がかかり、顎関節症を引き起こしやすくなると考えられています。

顎関節症とは、顎関節やその周辺の筋肉に痛みやこわばりが生じ、口を開く際に顎関節のずれや異常音といった症状が起こる病気です。
顎関節症はこのようなあごやかみ合わせの問題だけでなく、首や肩の痛み、頭痛を引き起こすこともあり、演奏者の日常生活や音楽活動に影響を与えることがあります。

 

顎関節症の対処法

代々木駅前の矯正歯科、代々木クリスタル歯科医院で親知らずがある場合の矯正治療

顎関節症を予防するためには、まずは演奏中の姿勢を工夫しましょう。
あごにかかる圧力ができるだけ少なくなるよう心がけ、肩をリラックスさせてあごへの負担を軽減することが大切です。

また、こまめに顎関節周辺の筋肉をほぐすストレッチをするなどして緊張を緩和し、関節の動きをスムーズに保つことも重要です。
さらに、演奏中に疲労を感じた場合は、こまめに休憩を取るようにし、あごに過度な負荷が長時間かかるのを防ぐようにしましょう。

 

顎関節症の治療法

代々木駅前の矯正歯科、代々木クリスタル歯科医院で親知らずがある場合の矯正治療

顎関節症を治療する場合、まずはストレッチやマッサージ、物理療法などの非侵襲的な治療方法を試みるのが一般的です。
症状が軽度である場合は、これらの方法を数日間から数週間続けるだけで改善することがありますので、日常生活でもマッサージや姿勢の改善などを取り入れてみてください。
症状が重い場合には、筋肉の緩和や顎関節への負担軽減を目的としたマウスピースの装着や、低周波療法などが用いられることがあります。

 

歯並びの悪化

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サックスやクラリネットといったシングルリード楽器を長時間にわたって演奏すると、歯並びに影響を及ぼすことがあります。
これらの楽器は、上の前歯を外側へ、下の前歯を内側へと押す力が働きます。
その結果、上顎前突(出っ歯)や開咬(奥歯をかみ合わせても前歯がかみ合わない状態)になるリスクがあります。

このような歯並びの悪化は、特に若い頃から長期間にわたって楽器を演奏し続ける方に見られることが多く、審美的な問題だけでなく、発音やかみ合わせにも影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。
また、歯並びの悪化よって演奏技術にも支障をきたすこともあります。

 

歯並び悪化の対処法

歯並びの悪化を防ぐためには、日常的に正しいかみ合わせを意識することが大切です。
特に演奏中に不必要な力を歯にかけないよう、軽く楽器を保持するよう心がけましょう。
楽器の持ち方や吹奏時の力の入れ方を工夫することで、歯への負担を軽減することができます。

また、定期的に歯科検診を受けることで、歯並びの変化を早期に発見し、必要な対処をすることが可能になります。
特に成長期のお子さんの場合は歯並びが変化しやすいため、保護者の方が注意を払い、リスクを未然に防ぐよう努めましょう。

 

歯並び悪化の治療法

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歯並びが悪化してしまった場合、矯正治療が必要となることがあります。
矯正治療には、歯の表側に装着するメタルやセラミックスのブラケットや、目立ちにくい透明のマウスピース矯正器具などの選択肢があります。ご自身のライフスタイルや費用、症状、目的に合った治療方法を選びましょう。

また、矯正治療は数年にわたる長期的な治療となるため、治療を開始する際には、治療計画をしっかりと確認するようにしましょう。
治療終了後は、継続的なアフターケアを受けることで後戻りを防ぎやすくなります。

 

外傷

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マーチングバンドなどに参加している場合、楽器の演奏中に不注意で楽器が顔に当たるなどの外傷が発生することがあります。
特に動きの大きいパフォーマンスを行う場合に起こりやすく、楽器が顔や口元当たることで歯が欠けたり、あごがダメージを受けたりする可能性があります。

 

外傷の対処法

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外傷のリスクを低減させるために、演奏時には自分の周辺の動きにも気を配りながら行動する習慣を身につけましょう。
これにより、パフォーマンス中の不意な接触を防ぎやすくなります。

また、もし外傷を受けた場合は、直ちに氷などで冷やし、腫れや痛みを抑えるよう努めましょう。
この応急処置後は、早めに医療機関を受診し、必要な治療を受けてください。
特に、歯が欠けるなどした場合は、早急な対応が必要です。迅速な対応と適した治療を施すことで、重症化や後遺症のリスクを減らすことができます。

 

外傷の治療法

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外傷が発生した場合、そのダメージの程度に応じて異なる治療法が必要となります。
歯に軽微な欠損が生じた場合には、歯科でのレジン充填によって、見た目や機能を改善させることが可能です。

一方で、骨折や歯の脱落が伴うような場合には、補綴治療やインプラント治療で歯を補うことになります。
あごの怪我や大きな損傷がある場合には、整形外科的な治療が必要になることもあります。

 

その他の影響

TCH

TCHとは、「Tooth Contact Habit」の略で、無意識のうちに上下の歯を接触させる歯牙接触癖のことです。
楽器演奏者の中には、緊張やストレス、下を向く姿勢によりTCHが強くなる傾向にある方がいます。
TCHは顎関節に余計な負担をかけるだけでなく、歯や歯周組織にも悪影響を与える可能性があるため注意が必要です。
TCHを防ぐために、普段から上下の歯を軽く離し、リラックスしたポジションを意識的に保つようにしましょう。
また、練習中や就寝中にはマウスピースを使うことで、あごや歯を過度な圧力や衝撃から守りやすくなります。

 

まとめ

楽器演奏を今後も楽しんでいけるよう、顎関節症や歯並びの問題、外傷などのリスクを理解し、必要な対策を講じていきましょう。
セルフケアと定期的な歯科検診により健康的な口腔環境を維持しつつ、音楽の良さを存分に楽しんでいただければと思います。

 



医療法人社団大輝会 代々木クリスタル歯科医院:https://taikikai-ortho.jp

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